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食べる水って何?作り方と上手に作るコツを徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • 食べる水ってなに?
  • どうやって作るの?
  • どうやって食べるの?

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、食べる水の作り方と上手に作るコツについてお伝えしていきます。

食べる水とは

つかめる水

食べる水と何なのでしょうか?液体なのに「食べる」とは?

はじめて「食べる水」というワードを聞くと、疑問だらけになると思います。

はじめに、食べる水とは何なのか、市販品ではどういったものがあるのか、ご紹介します。

食用膜で包まれた持ち運べる水「Ooho!」

オウホウ

出典:https://goexplorer.org/edible-water-capsules/

まず、食べる水として有名なのが海外で生まれた持ち運べる水「Ooho!(オウホウ)」です。

食用膜の中に水が入っていて、中身を吸って飲めるようになっています。

もちろん膜自体も食べられるので、マラソン大会の水分補給などで口に放り込めば効率的に水分補給ができるという利点もあります。

水なのにつかめるというとおもちゃのようですが、これは面白さを追求しているわけではありません。

実は、Ooho!の作製はペットボトルよりも低コスト。しかも、製造時に排出される二酸化炭素はペットボトルと比べて1/5、中身の水だけ飲んで膜を捨てても膜は自然に土に還る素材です。

コストパフォーマンスが良く環境にも優しい水なのです。

SNSで話題になった金精軒の「水信玄餅」

水信玄餅

出典:https://kinseiken.co.jp/news/4231

次に、日本で話題になった食べる水がこちら。山梨県にある和菓子屋「金精軒(きんせいけん)」で夏季限定販売されている「水信玄餅」です。

2012年に「水を食べる」というコンセプトで生まれた水信玄餅は、水・寒天・砂糖で作られていて全体が柔らかいゼリー状のお菓子。

Ooho!のように膜で覆われているわけではないので、スプーンですくって食べることができます。

食用膜は食物由来の化合物なので安全面もバッチリ

Ooho!の作成方法は公開されていませんが、日本では夏休みの自由研究「つかめる水」として、Ooho!に似た原理の作成キットが売られています。
食べる目的というよりは、理科の実験という形ですね。

あまりにべたべたと触ったつかめる水は安全面が心配なので食用にはしないほうが良いですが、使われている「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」は食物由来で身体に害はなく、安全性の高いものです。

膜ごと食べても、膜を割って中身だけを吸うように飲んでも問題ありません。

というよりは、食べたことのある人も多いはずです。

知育菓子の「つかめるふしぎ玉」や「たのしいおすしやさん」のいくらのお寿司は、全く同じ原材料で作られたもの。

食べる水の作り方を調べると「自宅で作ったものは衛生上食べないほうがいい」と書かれていることが多いですが、「手でベタベタ触った手作りゼリーは衛生上食べないほうが良い」くらいの感覚です。

食べる水の作り方

レシピ

では、さっそく食べる水を自分で作ってみましょう。

水信玄餅の発想と同じ方法で作った「ゼリー状の食べる水」と、Ooho!の発想と同じ方法で作った「食用膜で包まれた食べる水」の作り方をそれぞれ紹介します。

【初心者向け】ゼリーの素で作る食べる水

《材料》
・粉寒天・・・1g
・水(天然水など雑味のないものがベスト)・・・500ml
・砂糖・・・30g・きなこ、黒みつ・・・適量
  1. 小鍋に水を入れ、そこに粉寒天を振り入れます。
  2. 鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして2~3分加熱します。
    量が少ないのでわかりにくいですが、粉のつぶつぶが見えなくなるまできちんと溶かしてください。
  3. 寒天が溶けたら、砂糖を加えて全体をよく混ぜます。砂糖が溶ければOKです。
  4. 底が丸い椀のようなものに流し入れ、室温で粗熱をとります。
  5. 粗熱がとれたら冷蔵庫でしっかり冷やしましょう。
  6. 固まったら皿にあけて、きなこ・黒みつをかけていただきます。
    放置するとしぼんでしまうので、皿にあけたら30分以内に食べましょう。

【上級者向け】食用膜で包まれた食べる水

《材料》
【アルギン酸ナトリウム水溶液】
・食用アルギン酸ナトリウム・・・小さじ2
・ぬるま湯・・・250ml【乳酸カルシウム水溶液】
・食用乳酸カルシウム・・・小さじ4
・水・・・400ml【化学反応を止める用の水】
・水・・・1000ml
  1. 500mlペットボトルを2本用意し、それぞれにぬるま湯と水を入れます。
  2. ぬるま湯のほうのペットボトルに食用アルギン酸ナトリウムを入れ、よく振ります。目安は10分ほど。
    つぶつぶ感がなくなればOKです。中に入った空気を抜くために30分~1時間放置します。
  3. 水の入ったペットボトルに食用乳酸カルシウムを入れ、1分ほどよく振ります。アルギン酸よりも溶けやすいです。
  4. 3で作った乳酸カルシウム水溶液を小さなボウルにあけます。
  5. 少し大きめのボウルに化学反応を止める用の水1000mlを入れておいてください。
  6. 2で作ったアルギン酸ナトリウム水溶液を、お玉など丸みがあって杓子がついているものに入れ、乳酸カルシウム水溶液の中にそっと入れます。
  7. しばらく放置したら、アルギン酸ナトリウムがついていない新しいお玉を使って固まった水のかたまりをすくい、化学反応を止める用の水の中に入れます。
  8. 出来上がった食べる水は、衛生状態に気をつけさえすれば食べても大丈夫です。
    ただ、アルギン酸ナトリウムの原材料はワカメなどの海藻類なので、あまり美味しいものではないです。
食べる用に作るときはペットボトルではなく、煮沸消毒した耐熱ビンか、清潔なボウルとハンドミキサーなどを使って混ぜたほうが衛生上好ましいでしょう。

「食べる水」作り方のポイントやコツ

ポイント

自宅でも作ることができる食べる水ですが、きれいな形に作るにはコツが必要です。

ここでは、「作ってみたけどうまくできなかった!」という人向けに、上手に作るポイントやコツを紹介します。

計量の正確さがポイント

ゼリー状のほうも食用膜のほうも、計量が大きなポイントです。
材料の配合バランスが崩れると、固まらない・固くなりすぎるという事態が起こります。

粉寒天を量るときは、できれば0.1g単位で表示できるデジタルはかりを使うのがおすすめです。

アルギン酸ナトリウムや乳酸カルシウムの計量は、小さじとすりきりベラを使って「すりきり◯杯」で量りましょう。

また、火を使うゼリータイプの食べる水に至っては、蒸発分によっても配合バランスが崩れるため「沸騰したらすぐに弱火にする」「沸騰後2~3分して寒天が溶けたあとは必要以上に火にかけっぱなしにしない」ようにしましょう。

ちなみに、寒天がうまく固まらなかった場合は、再度火にかけて溶かすことで手直し可能です。

固まらないときに最も考えられる原因は「寒天が溶け切っていないこと」ですので、再度火にかけて沸騰させ、寒天を溶かしきってみてください。

食用膜バージョンは容器の深さと返し方に注意

食用膜タイプの食べる水をきれいに成形するポイントは、容器の深さと乳酸カルシウム水溶液内での手首の返し方です。

食用スプーンなどの浅いものを使うと楕円形に仕上がりがちなので、レンゲなどの深めのスプーンや深めのお玉を使いましょう。

乳酸カルシウム水溶液の中にそっとお玉を入れ、お玉内の水と水溶液の表面が同じ高さになったら「すっ」と手首を返します。横や手前ではなく、奥にお玉を押し出すようなイメージです。

そして、水溶液の中に入れたら必要以上に触らないでください。固まっていないうちにいじると水流で形が変わってしまいます。

食べる水の作り方は2パターンー食べる目的で作るならゼリータイプがおすすめ

水信玄餅フリー素材

食べる水の作り方は、「アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使う方法」と「寒天などを使って固める方法」の2パターンです。

どちらも食用の原材料でできていますので食べることは可能ですが、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムで作った場合は、味は二の次…という印象ですね。(Ooho!の味がわからないのでなんとも言えないのですが・・・)

食べる水を”作ってみたい!”という人はぜひ、2パターン両方を試してみてください。

食べる水を”食べてみたい!”という人は、寒天を使ったタイプがおすすめです。