ウォーターサーバーを使ってみたものの、引っ越すことになったり、自分には合わなかったなどの理由から返却を考えている方もいることでしょう。
返却は契約の解約を意味するので、契約の内容によっては違約金が発生することもあります。
返却の手順を知っておくことで、いざ返却となった際にスムーズな返却手続きができるでしょう。
今回はウォーターサーバー返却の手順と注意すべき点についてご紹介します。
ウォーターサーバーを返却するまでの手順
ウォーターサーバー返却の手順は、まず契約した販売店や事業者相手に解約の意思を伝えることから始まります。
契約している会社に連絡する
電話や使っているウォーターサーバーのサイト、メールでいついつ解約したいと解約の意思を伝えましょう。
そうすると多くの場合は解約の案内をしてくれるので案内に従って返却を進めていきますが、返送する際に配送業者の指定があれば指定された配送業者を使って返却を行います。
連絡をする際に解約にかかる違約金などがないか、もし違約金が発生するならいつ以降に解約をすれば違約金が発生しないのかをしっかり確認しておきましょう。
違約金が発生する場合
違約金がかかるケースで引っ越しなどで急いで返却しなくてもいいときは、もし違約金が発生しなくなる期間が目前であれば、「それまで借り続ける」のと「返却して違約金を支払う」のとどちらが得かを比較した上で、返却期間を決めるのも良いでしょう。
例えば、違約金が発生しなくなるのが 3か月先だとして、「3か月の水代<違約金」となる場合は 3か月借りていた方がお得です。
ウォーターサーバーを梱包する
返却の連絡を入れ、返却方法が決まったらウォーターサーバーを梱包していきますが、梱包よりも先に水抜きを行います。
水の入ったボトルを取り外しても、ウォーターサーバーの中にはまだ水が残っているので、しっかり水抜きを行っておきましょう。
箱にウォーターサーバーだけ入れると輸送時のショックなどで破損することもあるので、ウォーターサーバーにクッション材を巻き付けるなどして丁寧に梱包しましょう。
担当者が引き取りに来るか返送をする
もし付近を周回している担当者が引き取りに来るなら直接渡し、離れたところに返却するなら配送業者を手配しましょう。
電話か配送業者のサイトより、集荷の申し込みより必要事項を記入して配送業者の引き取りを待ちます。
ウォーターサーバー返却時の注意点
ウォーターサーバー返却に当たり、注意しておかないといけない点がいくつかあります。
契約期間中は違約金が発生することも
契約先によっては、ある程度の期間借り続けないと違約金が発生することも。
その場合は、〇年の契約期間で期間が満了になる前に解約(返却)すると違約金が発生する、と契約書にもうたわれているので確認をしておきましょう。
タンクの中の水抜きを行う
ウォーターサーバーは、水のボトルより一旦本体内部のタンクに水が溜まる仕組みになっています。
そのため使いたいときにすぐに水やお湯が出るようになっていますが、ボトルを外しても本体のタンクの中に水が残ったまま。
ウォーターサーバー返却の前に水を出し切って、しっかりと水抜きを行っておきましょう。
水抜きを怠ると、梱包した箱の中が水で濡れたり場合によってはウォーターサーバー本体の故障にもつながります。
付属品も忘れずに返品する
付属品などがあればそれらも返却対象なので、忘れないように同梱しておきます。
本体に付属した部品なども忘れずに返却しましょう。
ウォーターサーバーは返却ではなく一時休止もできる
しばらくの期間留守にする場合など、ウォーターサーバーの水配送をしばらく休止にすることもできます。
契約の解除にもならないため、ウォーターサーバーを返却することなく、水の配送だけしばらく休止にできますが、一定期間以上の間休止にすると事務手数料が発生したり、場合によっては契約の解除になることも。
水の配送をしばらくの期間休止にしてまたウォーターサーバーを使いたいという場合は、返却ではなく休止の手続きを考えるとよいでしょう。
契約している会社に連絡する
ウォーターサーバーの休止は契約している会社のサイトか、電話で休止の連絡を入れましょう。
その際はいつからいつまでの期間の休止になるのか、次回の水ボトルの配送はいつ頃を希望するのかを伝えます。
水が余ってきた場合は、水の配送を 1回スキップなど配送回数を減らすこともできますので、そちらも申し込んだウォーターサーバーのサイトか、事業者に電話などで連絡を入れると良いでしょう。
ボトルを開けて返却する
休止の手続きを取る場合、現在ある水ボトルを空にして返却した上で休止に入ります。
休止の期間が決まったら水の残量にもよりますが、休止を開始する期間の 1~2週間ほど前に連絡を入れると水を使い切ることができるでしょう。
ウォーターサーバーの清掃や電源を抜いておく
ウォーターサーバー休止中は、カビやほこりなどを防いで生活に保つため、ウォーターサーバーの清掃を行って電源を抜いておくようにしましょう。
清掃を終え電源を抜いた後、ビニールなどを被せてほこりなどかからないようにして保管します。
ウォーターサーバーの返却は連絡から
生活環境の変化などからウォーターサーバーを返却したい場合は、まずは事業者に連絡を入れましょう。
契約内容によっては、一定期間の利用を行わず返却をしたときに違約金が発生することも。
しばらくの期間だけ水の配送を止めてもらいたい場合は、休止の手続きや次回の配送を 1回スキップしてもらうこともできます。
自分の環境に合わせて返却か休止を選ぶとよいでしょう。