アルコール消毒液の作り方解説!お酒を使ってもいいって本当?

この記事を読んでいるあなたは

  • アルコール消毒液が売ってない!
  • 家で作れるって聞いたけど、作り方がわからない
  • 注意しないといけないことはある?

上記のような悩みを抱えているかもしれません。
この記事では、エタノールやお酒を使った消毒液の作り方を解説します。
注意点や使用期限についても記載していますので、参考にしてください。

アルコール消毒液の作り方2パターン

無水エタノール

まず、アルコール消毒液の作り方をお伝えします。
無水エタノールを使う方法と、ウォッカなどのお酒を使う方法の両方を解説するので、参考にしてください。

無水エタノールを使う方法

用意する材料は、無水エタノールと精製水です。
水の純度を考えると、不純物を含まない精製水がベストですが、用意できない場合は水道水でも構いません。
高濃度アルコール液対応の容器に、下記を入れてよく混ぜれば、消毒液の完成です。

【材料】アルコール濃度80%の消毒液を200ml分作る場合

  • 無水エタノール・・・160ml
  • 精製水・・・40ml

無水エタノールが手に入らない場合、エタノールでも代用可能です。
エタノールと無水エタノールの違いは、水分を含んでいるかどうか。エタノールは、無水エタノールに比べてアルコール濃度が低いので、精製水の量を少なくする必要があります。

アルコール濃度95~97vol%のエタノールを使う場合の配合は、以下のとおりです。

【材料】アルコール濃度80%の消毒液を200ml分作る場合

  • エタノール・・・165ml
  • 精製水・・・35ml

ウォッカなどアルコール度数の高いお酒を使う方法

スピリタスなど、アルコール度数の高いお酒でも、消毒液を作ることが可能です。

消毒用のアルコールが品薄になったことにより、酒造メーカーが代用品として使える高濃度アルコールの販売に力を入れています。
厚生労働省が発表した消毒に有効なアルコール濃度は「濃度70%以上95%以下」ですが、60%台でも一定の効果があると考えられています。
60%以上の度数があるお酒が手に入れば、消毒液の代用としては十分です。

アルコール度数の高いお酒を使う場合の、消毒液の作り方は以下のとおりです。

【アルコール度数60~83のお酒を使う場合】

薄めずに、そのまま消毒液として使えます。スプレー容器など、消毒液としての使い勝手が良い小瓶に移して使用しましょう。

【スピリタス(アルコール度数が高いウォッカ)を使用する場合】

  • スピリタス・・・165ml
  • 精製水・・・35ml

スピリタスはアルコール度数96%なので、エタノールを使用する場合と同様の配合となります。
上記をよく混ぜれば、消毒液の完成です。

アルコール消毒液を作るときの注意点

注意点

つづいて、アルコール消毒液を自作する上での注意点を3つ、お伝えします。

引火しやすいので火事に注意

エタノール、濃度の高いアルコールは、非常に引火しやすい性質を持っています。
作成時および作成後の消毒液に、火を近づけないようにしましょう。タバコを吸いながらの作業もNGです。

さらに、消毒用アルコールから発生する蒸気は、低所に滞留しやすい可燃性の蒸気です。
消毒液作成・容器への詰替をおこなう際には、必ず風通しの良い場所でおこなうようにしましょう。

また、空間消毒のために加湿器などに入れる行為もやめてください。
コンロやストーブなどがあれば引火する恐れがありますし、目の粘膜に付着すれば失明の可能性があります。

メタノールを使わないように注意

消毒用アルコールとして使用できるのは、「エタノール」です。
同じくアルコールの一種である「メタノール」は、非常に毒性が高いので、使用しないようにしましょう。

メタノールは、アルコールランプの燃料などに使われている工業用のアルコールです。
吸引や誤飲によって死亡事故も発生しているため、知識が十分でない人が手を出すのは危険です。
消毒用の製品が不足しているからといって、安易に手を出さないでくださいね。

ペットボトルにアルコール消毒液を入れないように注意

消毒液のような高濃度のアルコールを入れる場合、保存用の容器にも気をつける必要があります。
一般的に、PET素材はアルコールに弱く、保管に使うと穴が空いてしまう可能性が高いです。
100円均一などで売られているスプレー容器は、PET素材であることが多いので、材料を揃える際には注意してください。

ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)は、アルコールに適している素材です。
ただし、注意書きに「アルコール不可」と書かれている場合もあるため、よく確認するようにしましょう。

手作りアルコール消毒液の使用期限

期限

アルコールには揮発性(※)があるので、保存容器によって日持ち具合が変わります。
市販品の消毒用アルコールは、未開封・冷暗所保管で2~3年保存が効くものが多いですが、手作りの場合は製造環境が不安定です。
なるべく少量ずつ作成して、短期間で使い切るようにすると安心でしょう。
※揮発性=液体が蒸発しやすい性質

余ってしまった場合には、直射日光を避けて冷暗所で保管します。
誤って危険な使い方をしないよう、ボトルに「消毒用アルコール」「火気厳禁」と記載しておくことも大切です。

アルコール消毒液の作り方は基本的に薄めるだけ

消毒用アルコールを作る

エタノールや高濃度のアルコールさえ手に入れば、消毒液はかんたんに作成可能です。
有効濃度まで希釈するだけでよく、無水エタノール(アルコール度数99%以上)であれば、エタノール:水=4:1を目安に薄めましょう。
また、アルコール度数60~83のお酒であれば、希釈せずに消毒液として使えます。

換気をおこないながら、火気に注意して作成すれば、さほど危険性もありません。
「消毒用アルコールが売っていない!」と困っている人は、ぜひ自作してみてくださいね。