ゲルマニウム水の効果は?科学的根拠や毒性について徹底解説

この記事を読んでいるあなたは

  • ゲルマニウムの効果は?
  • ゲルマニウム水の効果に科学的根拠はあるの?
  • ゲルマニウムは有毒だと聞いたけど大丈夫なの?

上記のように考えているかもしれません。

この記事では、ゲルマニウムの効果と毒性についてお伝えしていきます。

ゲルマニウム水のもつ効果

水を注ぐ

ここでは、ゲルマニウム水の持つ効果について説明します。

無機ゲルマニウムは人体に毒

はじめに理解しておくべきなのは、ゲルマニウムは有機と無機の2種類が存在するということです。

  • 有機ゲルマニウムは、炭素と結合したゲルマニウム
  • 無機ゲルマニウムは、酸素や硫黄と結合したゲルマニウム

有機ゲルマニウムには健康効果が期待できますが、無機ゲルマニウムは人体にとって毒物です。

飲用によって腎臓や末梢神経に深刻な障害を発生させ、過去には死亡事故も発生しています。

無機ゲルマニウムとして有名なのは、「ゲルマニウムブレスレット」や「ゲルマニウム岩盤浴」ですね。鉱石として存在しており、身につける分には悪影響は及ぼしません。

 

ただし、過去には有機ゲルマニウムと謳って食品用に販売していたものが、無機ゲルマニウムだった…という事件も発生しています。

本来、天然鉱石を扱う業者と縁が深いのは、無機ゲルマニウムです。有機ゲルマニウムとは、関係が深くありません。

天然鉱石を扱っている業者が販売しているゲルマニウムには、十分注意してください。

健康に役立つのは”有機”ゲルマニウム

一方で、有機ゲルマニウムは、高麗人参やにんにく、クコの実など、食品中に含まれるミネラルです。

主に化粧品や有機ゲルマニウム入浴剤として利用されています。

ただし、有機ゲルマニウム自体は何千種類もあり、それぞれ化合物の構造が異なります。

化合物の構造が異なるということは、性質も毒性も異なるということを理解しておきましょう。

 

食品としての安全性が認められたものに関しては飲用も可能で、粉末有機ゲルマニウムとして販売されています。水に溶けやすいのが特徴があるため、規定量を水に溶かして飲用します。

現在、食用として認められている有機ゲルマニウムは、Ge-132のみです。

食品中に含まれる有機化合物と非常に近い成分であるものの、化学合成で生まれたものですので、自然界に存在するミネラルとは異なります。

食品中に含まれる有機ゲルマニウム量は微量のため、健康食品として売られている粉末を利用することで、効率的に摂取することが可能です。

有機ゲルマニウムには血液をサラサラにする効果がある

ゲルマニウムは、酸素と結びつきやすい構造を持っています。体内に入ったゲルマニウムは悪玉活性酸素と結びつき、体外に排出(=抗酸化)します。

この働きによって赤血球が若返り、血液がサラサラになるのです。

それによって、以下の効果が期待できます。

  • 高血圧予防
  • 骨粗しょう症予防
  • 抗がん作用
  • 疲労回復
  • 美肌

ゲルマニウム水の効果に科学的根拠はあるの?

サプリメント

さて、さまざまな効果があるゲルマニウム水ですが、科学的根拠はあるのでしょうか?

ここでは、ゲルマニウム水の効果に関する科学的根拠、実験結果について解説します。

残念ながら科学的根拠はない

残念ながら、ゲルマニウム水の科学的根拠はありません。

さまざまな研究や臨床試験がおこなわれていますが、絶対的な根拠が見つかっていない状態です。

もともとGe132は、がん治療を目的として開発されました。

しかし、医薬品としての認可には至っていません。臨床試験や私的診療の範囲での有効性を示す程度にとどまっています。

ゲルマニウム水にどれだけの健康効果があるかについては、さらに研究をおこなう必要があると言えるでしょう。

研究で結果を出していることは事実

岩手大学大学院連合農学研究科の島田康弘博士が発表した、「有機ゲルマニウム化合物Ge-132と生体成分との相互作用に関する研究」には、有機ゲルマニウムがさまざまな健康効果を出すことが記載されています。

主な効果を挙げると、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用、血圧降下作用などです。

これは、マウスやラットを使った動物実験だけではなく、対ヒト試験でも立証されています。

ただし、Ge-132が「生体成分と相互作用を起こして健康効果を引き出している」とまでは突き詰めたものの、「どのような経緯で相互作用を起こすのか」は明らかになっていません。

ゲルマニウムの安全性は保証されている

有機ゲルマニウムの安全性や、科学的根拠について調べていくと、「ゲルマニウムは危険」「国民健康センターが注意喚起」といった情報が数多く出てきます。

しかし、これらの問題は、食用販売されている有機ゲルマニウムGe-132とは無関係です。

まず、「ゲルマニウムは危険」という情報ですが、これは無機ゲルマニウムを指しています。

過去に、

  • 食用として無機ゲルマニウムが販売されたケース
  • ”有機ゲルマニウムと偽って”無機ゲルマニウムが販売されたケース

がありました。

これによって、ゲルマニウム=危険だというイメージが定着してしまったのです。

次に、国民健康センターが注意喚起しているゲルマニウムは、「ゲルマニウムブレスレット」を指しています。概要は以下のとおりです。

  • 高純度のゲルマニウム使用と謳っておきながら、半数以上の業者が微量のゲルマニウム含有石を販売していた
  • 文献調査や、製造元へのアンケートの結果、健康効果が認められなかった

 

現在、食用として認められているのは、有機ゲルマニウムGe-132のみです。

そして、誠実な業者は、安全性を確認した上で販売をおこなっています。

検査としては、日本食品安全分析センターでの検査や日本健康栄養食品協会の安全性自主点検が代表的です。

無機ゲルマニウムとゲルマニウム水は全くの別物ですので、過去事例を混同しないようにしましょう。

 

ゲルマニウム水の効果はいまだ研究段階だが期待はできる

女医

ゲルマニウム水の効果は、いまだ研究途中で、科学的根拠は薄いと言えます。

しかし、さまざまな疾病に関して「有効だろう」と期待されているのは事実です。安全性も保証されています。

世の中で、ゲルマニウムに対する評価が、安全と危険で分かれているのは、ゲルマニウムが1種類ではないことに起因しています。

 

無機ゲルマニウムは、体内に蓄積する性質と強い毒性を持っており、深刻な健康被害を及ぼします。

健康効果が高いと言われる有機ゲルマニウムでさえ、構造の違う物質が数百数千と存在しているのです。

食用が認められているのは、Ge-132という有機ゲルマニウムです。

ゲルマニウム水を飲んでみようと考えている人は、信頼できる会社から、有機ゲルマニウムやゲルマニウム水を購入するようにしましょう。