日本製アルコールハンドジェル5つ紹介!消毒に使えるのはどれ?

アルコールハンドジェルと言えば、「手ピカジェル」や「キレイキレイ」などが代表的です。
しかし、現状どこも品薄状態が続いていて、手に入れるのが困難な状況です。

この記事では、

  • アルコールハンドジェルがどこも在庫切れ
  • 安心して使えるアルコールハンドジェルはどれ?
  • できれば日本製を使いたい

というような悩みを持つ方向けに、コロナ禍でも比較的在庫のある、日本製のアルコールハンドジェルを紹介していきます。(※在庫を保証するものではありません)

洗浄用と消毒用の違いについても説明していきますので、参考にしてください。

アルコールハンドジェルの基礎知識

手指の除菌

各メーカーのアルコールハンドジェルを紹介する前に、洗浄用と消毒用の違いを解説します。

アルコールハンドジェル=消毒用ではない

アルコールハンドジェルには、除菌・洗浄・消毒・殺菌など、さまざまなキャッチコピーが使われています。一見、すべてウイルスに効果がありそうですよね。

しかし、上記の言葉には明確な違いがあります。
「除菌」や「洗浄」が、清潔にするという意味合いで使われるのに対して、「消毒」や「殺菌」は、防止を意味します。
新型コロナウイルスなど、感染症の予防として購入するのであれば、「消毒」もしくは「殺菌」の効果がある商品を選びましょう。

除菌微生物の数を減らして衛生度を高めること主に化粧品・日用雑貨品で使われる
洗浄微生物などを除去すること主に化粧品・日用雑貨品で使われる
殺菌菌を殺すこと医療機器、医薬品、指定医薬部外品、医薬部外品にしか使えない
消毒感染力を失わせること医療機器、医薬品、指定医薬部外品、医薬部外品にしか使えない

製造元は「化粧品・雑貨」として届け出しているにも関わらず、販売店が「消毒・殺菌」を謳う問題が発生しています。キャッチコピーを鵜呑みにしないよう、注意してください。

買うときは成分表を見て

厚生労働省は、新型コロナウイルスの消毒として、以下のように発表しています。

  • 「濃度70%以上95%以下のエタノール」が効果的
  • 70%以上のエタノールが手に入らない場合には、60%台のものでも一定の有効性がある

また、60%以上のエタノール製品を販売する業者は、薬機法で認められた製品でなくても、以下の内容を記載できるとしています。

参照:新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について

【60%以上のエタノール製品】

  • 「本製品は医薬品や医薬部外品ではありませんが、消毒用エタノールの代替品として、手指消毒に使用することが可能です」と記載してOK

アルコール消毒液が不足している現状をかんがみて、洗浄用として流通している商品でも、臨時的に「代用が可能」となっているということですね。

「どうしても医薬部外品の製品が良い」とこだわるのも、「洗浄用ハンドジェルでもないよりは良い」と購入に踏み切るのも、自由です。

ただ、前項でお伝えしたとおり、売ることを目的に誇大広告を出している店舗もあります。

有効成分やアルコール濃度をよく確認した上で、納得して購入に踏み切るようにしましょう。

【洗浄用】日本製のアルコールハンドジェル2選

まずは、「雑貨・化粧品」として販売されているアルコールハンドジェルを、2つ紹介します。

東亜産業 アルコールハンドジェル

東亜アルコールハンドジェル

出典:東亜産業公式HP

アルコール濃度56~59%
有効成分エタノール

「アルコール」の部分に注意書きとして「清涼剤・溶剤として」と記載してある通り、有効アルコール濃度には届いていないハンドジェルです。
製造元の東亜産業も、新型コロナウイルスに有効とは謳っていませんので、その点を理解した上で購入するようにしてください。

ただ、アルコール濃度50%のエタノールでも、接触時間が1分(※)あれば、ウイルスを不活性化できるという報告も上がっています。

参照:医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス不活化効果について

※1分間アルコールに浸し続けることが条件

「ほかのアルコールハンドジェルが手に入らない」という場合は、量を多めに使用することで代用してみましょう。

サンフローラ アルコールハンドジェル

サンフローラアルコールハンドジェル

出典:サンフローラ アルコールハンドジェル販売ページ

アルコール濃度70%
有効成分エタノール

化粧品として届け出をしているため、「洗浄用アルコールハンドジェル」に分類されますが、非常に高いアルコール濃度である点が特徴です。

300mlと60mlの2種類があるので、大きい方は自宅用に、小さい方は持ち運び用にと、場所に合わせて使えます。ヒアルロン酸配合のため、ウイルス対策とともに手指に潤いを与えることができるのも魅力です。

【消毒用】日本製のアルコールハンドジェル3選

つづいて、指定医薬部外品のアルコールハンドジェルを3つ、紹介します。

株式会社ピカソ美化学研究所 アルコールハンドジェル

株式会社ピカソ美化学研究所アルコールハンドジェル

出典:株式会社ピカソ美化学研究所

アルコール濃度57%
有効成分ベンゼトニウム塩化物(0.05%)

アルコール濃度は低いものの、有効成分としてベンゼトニウム塩化物が配合されています。
ベンゼトニウム塩化物は、厚生労働省発表の「新型コロナウイルスに有効と判断された界面活性剤」のうちのひとつです。

販売元によってパッケージに違いがありますが、いずれも同様のアルコール濃度と成分です。
ユーカリの香りがついているため、「アルコール臭が苦手」という人にもおすすめ。消毒しながら、良い香りが楽しめます。

ジュンコスメティック アルコール消毒ジェル P80

ジュンコスメティックアルコール消毒ジェルP80

出典:ジュンコスメティック アルコール消毒ジェル P80販売ページ

アルコール濃度80%
有効成分エタノール

非常に高いアルコール濃度と、持ち歩きやすい80mlサイズが魅力のアルコールハンドジェルです。
アラントイン、ヒアルロン酸、尿素が配合されているので、消毒しながら手指の保湿もできます。

指定医薬部外品でもここまでの濃度は少ないため、在庫が補充されるとすぐに売り切れてしまっている様子です。見つけたら、早めの購入をおすすめします。
実際に買った人のレビューでは、「高いけれど高濃度なので良い」「コロナ対策として安心できる」といった口コミが寄せられていました。

サラヤ ハンドラボ 手指消毒ハンドジェルVS

サラヤハンドラボハンドジェル

出典:サラヤ ハンドラボ 手指消毒ハンドジェルVS販売ページ

アルコール濃度76.9~81.4%
有効成分エタノール

リン酸でpH値を酸性にして、エタノールの効果を高めたハンドジェルです。
アルコールでは殺菌が難しいとされていたノンエンベロープウイルス(※)にも有効で、使用範囲が広い消毒用ジェルに仕上がっています。
※ノンエンベロープウイルスとは、膜がなく、アルコール消毒が効きにくいウイルスです。代表的なものに、ノロウイルスがあります。

300mlタイプのほかに、40mlサイズも販売されています。かばんに入れてもかさばらないので、外出用に購入するのもおすすめです。

日本製のアルコールハンドジェルは成分を確認して買うことが大切

正しい情報を見る

アルコールハンドジェルという名称で売られていても、その商品のアルコール濃度が有効範囲に達しているかどうかはわかりません。

購入するときは、

  • 「指定医薬部外品」なのか「化粧品・雑貨」なのか
  • アルコール濃度は何%なのか
  • エタノール以外の有効成分は含まれているのか

について、よく確認するようにしましょう。

また、指定医薬部外品になっていない=効果がないとも言い切れません。
厚生労働省は、アルコール消毒液の不足に対応するため、「メタノールを含まない60%以上のエタノール濃度の製品を、消毒用エタノールの代替品として使用できる」という事務連絡(※)を出しています。
※臨時的・特例的な対応のため、今後撤回される可能性はあります。

大切なのは、成分や効果を理解し、納得して購入することです。
購入後に「騙された」「この商品では不安が払拭できない」とならないように、消費者側も知識を身につけることが大切だと考えます。